実際に日本の老人ホームで実習をしなが
ら介護のノウハウを学ぶ実習生と、受け
入れ先の声を紹介します。
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介護付き有料老人ホーム トミオさいたま桜テラス(埼玉県)
実習生:バットスーリ・ゲレルマーさん(モンゴル出身)
モンゴル国立医学大学看護学科を卒業しています。 -
介護付き有料老人ホーム
トミオさいたま桜テラス(埼玉県)実習生:バットスーリ・ゲレルマーさん(モンゴル出身)
モンゴル国立医学大学看護学科を卒業しています。日本で介護について学ぼうと
思ったのはなぜですか?私はモンゴル国立医学大学看護学科を卒業
しました。学校で勉強をする中で、今後迎えるモンゴルの高齢化社会の話を聞きました。モンゴルの女性は外で働いている人が多く、今のままでは高齢者の面倒を見れる人がいなくなってしまうのではと不安を感じました。
今回、既に高齢化社会を迎えている日本において高齢者介護を学ぶ事で、今後モンゴル国の役立つと思い、このプログラムに参加しました。
それと、以前から高齢者のお世話をしたい気持ち が強く、日本で介護の基本をしっかり学びたいとおもいました。実際に日本で実習するなかで気づいたことは、介護士がその方の状態などによって介助の方法や関わり方を変えているということ。その方にあった方法を覚えるのは大変ですが、きめ細かいケアがゲスト(利用者様)との信頼関係を築いていきます。お世話だけではなく、人対人としての関わり方や健康管理も自分たちの大切な役割であることを学びました。
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今までで一番嬉しかったこと
はどんなことですか?何よりも、ゲストの笑顔を見る時が一番嬉
しいです。また、桜テラスではチームで仕事をするのですが、職場の人間関係が良いので楽しく仕事をさせていただいています。
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努力していることや今後の
目標は?ゲストの皆さまに安全な環境で安心して過
ごして頂けるよう意識しているのはもちろんですが、さらに一歩踏み込んでゲストそれぞれの個性を把握して、身体状況や精神状況に合わせたコミュニケーションを図れるように努力しています。今後も継続して桜テラスで働きながら介護の知識や技術を深めていきたいと思います。
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受け入れを決めたのは、日本とは違う文化や習慣で生活してきた人が加わることにより、新しい考え方が生まれ、私を含めた職員全員が成長できるチャンスになると思ったからです。もちろん、ゲストに快く受け入れてもらえるかなど不安もありましたが、実際は全くの取り越し苦労で、皆さま快く迎え入れてくださいました。
また以前は「仕事は見て覚える」というところもあったのですが、バットスーリ・ゲレルマーさんが来てくれたことで丁寧に指導する意識が高まり、「言葉で説明して理解した上で覚えてもらう」スタイルに変わりました。彼女が職員間の良い潤滑油になってくれていると実感しますね。
今回の受け入れで、日本人、外国人ということは関係なく、真剣に誠実に行動できる 人であればどんな環境にも馴染み、溶け込んでいってもらえると確信ができました。今後は一層お互いの信頼を深めて、仲間同士様々な意見交換ができるような関係をつくっていきたいと思っています。 -
トミオ埼玉さくらテラス施設長海老沢正樹様